ゴールドコースト Today

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　 ジェットスター、ＪＡＬ、三菱商が格安航空設立
8月15日（NNA）

　 　カンタス航空傘下の格安航空ジェットスターが、日本航空（ＪＡＬ）と三菱商事の３社による共同出資で、日本に格安航空会社を設立することで合意した。
　運航が開始すれば、日本の地方都市から豪州への利便性が飛躍的に向上しそうだ。

　新会社の名称は「ジェットスター・ジャパン」となるもようで、成田空港を拠点とする。
　2012年12月までに運航を開始する予定。資本金は約30億円で、出資比率は日本航空が33.3％、ジェットスターが33.3％、三菱商事が33.4％。
ただ来年中ごろまで新たな株主を募るもようで、その場合には三菱商事の出資比率を引き下げる。

　航空運賃は、ＡＮＡとマレーシアの格安航空エアアジアの合弁会社「エアアジア・ジャパン」が、「国際線は通常運賃の３分の１から４分の１を目指す」としており、「ジェットスター・ジャパン」も同水準になるとみられる。

　日本航空法の規定では、外資企業は国内航空会社に３分の１しか出資できない。ＪＡＬとジェットスターの出資比率は同じだが、実質的にはジェットスターが経営の主導権を握るとみられている。ジェットスターの持つノウハウを利用し、ＡＮＡ出資の格安航空に対抗するもようだ。

　ＪＡＬと三菱商事の広報担当は取材に対し、今回の合弁を否定はしなかったものの、「決定事項ではなく現時点では答えられない」とのみ答えた。
　ＪＡＬはこれまで、稲盛和夫会長が「格安航空に参入することで高級顧客重視のイメージが薄れる」と危惧(きぐ)しており、合弁には広報も沈黙を貫いてきた経緯がある。

　一方、全日本空輸（ＡＮＡ）は先に他社と合弁で格安航空２社を設立すると発表しており、ジェットスター・ＪＡＬ連合の参入が実現すれば、日本の格安航空市場が激化する様相を呈している。

■エアアジア、豪州路線検討

　一方、ＡＮＡが出資する「エアアジア・ジャパン」は、12年８月から運航開始を目指している。
　同社は豪州などオセアニア地域への国際線を検討しているもようだ。
　また、ＡＮＡは香港の第一東方傘下のファースト・イースタン・アビエーション・ホールディングスと産業革新機構と共同で関西空港を拠点とする格安航空会社「ピーチ・アビエーション」も設立している。(NNA)

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