ゴールドコースト Today

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　 オーストラリア業種別雇用統計発表
９月２２日（NNA）

　 　豪政府統計局（ＡＢＳ）がこのほど発表した今年８月時点の業種別雇用統計で、国内でも雇用規模が大きい製造業では、雇用者が直近１年で前年比５万3,800人減少し、特に過去３カ月だけで３万人減となったことが分かった。

　一方、最も雇用者が増えた業種は「ヘルスケア・社会福祉サービス」と「宿泊・外食」で、それぞれ同４万4,500人の純増となった。
雇用者数が減少する主因は、最近の豪ドル高とみられる。

　過去１年で最も雇用減となったのは「農林水産」で、雇用者が６万3,000人減少した。事業統合なども雇用減に拍車をかけたようだ。
このほか、「教育・人材育成」、電力・水・ガスの「公共サービス」、「情報メディア・通信」などの業種でも減少。
教育産業では、連邦政府がビザ規制を強化していることなども影響したようだ。

　宿泊・外食産業は、直近１年では純増となったものの、豪ドル高で国内観光業が打撃を受けており、５月比で9,700人、２月比で１万8,200人が流出し、豪ドル相場次第では今後も人員削減が続く可能性があるもよう。

　建設業界では、ブームに沸く資源関連で新規雇用が創出されたが、住宅・商業用不動産分野では雇用減となっている。

　性別でみると、女性の雇用が前年同期比10万1,500人増え、男性の同３万8,900人増と比較しても、女性の社会進出が顕著であることが浮き彫りになった。 (NNA)

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