ゴールドコースト Today

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　 ＩＮＰＥＸ、日系電力５社とＬＮＧ販売契約
１２月７日（NNA）

　 国際石油開発帝石（ＩＮＰＥＸ）は６日、仏トタルと設立した液化天然ガス（ＬＮＧ）販売会社、イクシスＬＮＧが、東京電力など日系電力５社で構成するコンソーシアムとの間でＬＮＧ販売契約を締結したと発表した。
イクシスプロジェクトから生産されるＬＮＧを、2017年から15年間にわたり供給するというもの。これにより、イクシスプロジェクトで産出されるＬＮＧの全量が完売したことになる。

ＩＮＰＥＸによると、日系５社で構成するコンソーシアム各社と結んだ年間販売量の内訳は、◆東京電力＝105万トン◆東京ガス＝105万トン◆関西電力＝80万トン◆大阪ガス＝80万トン◆九州電力＝30万トン――で、合計400万トンとなっている。

　また今回の契約とは別に、既に契約した◆中部電力＝49万トン◆東邦ガス＝28万トン◆ＣＰＣコープ（台湾系）＝175万トン◆ＩＮＰＥＸとトタルの引き取り分＝180万トン――を合わせると、イクシスプロジェクトで産出される全量の約840万トンが完売し、そのうち７割が日本向けということになる。

同社広報が明らかにしたデータによると、日本の去年の年間ＬＮＧ輸入量は約7,000万トンだったので、イクシスプロジェクトだけで日本全体のＬＮＧ需要の１割近くを占めることになる計算だ。
日本はＬＮＧシフトを強めているため、今年全体のＬＮＧ輸入量は8,000万トン近くに膨れ上がるとの見方も強い。

■権益一部を大阪ガスに

一方、ＩＮＰＥＸは同日、開発準備を進めている西オーストラリア州沖合でのイクシスガス・コンデンセート田に関し、権益76％の一部である1.2％を大阪ガスに売却することも明らかにした。

これにより、持ち株比率はＩＮＰＥＸ74.8％、トタル24％、大阪ガス1.2％となる。
イクシスガス・コンデンセート田については、事業の最終投資決定（ＦＩＤ）が、「大詰めを迎えている」（広報部）としている。
(NNA)

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