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ゴールドコースト Today

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        オーストラリア一周旅行記



メルボルンからキャンベラ、シドニー編
メルボルン〜オルバリー
 25日AM9時メルボルンに到着しました。車を中心街の駐車場へと放り込み、まずは図書館へ行きました。
 日本の国会図書館より大きいのじゃ無いかと思うほどの建物に吸い込まれ、田舎者のわたくしはウロウロ。

米作地帯の地区を聞いたのだけれど受付では判らず、あっち行け、こっちで聞けと、日本の役所を思い起こさせます。すっごく対応が悪い。
 インターネットで調べろと指さされたコンピューターは、夕刻4時まで予約で満杯。

最後に一応オフィスのコンピューターで調べてはくれたのだけれど、中華系のそのお姉さんの愛想の悪さ!筆舌に尽くしがたい程、最低だった。

 現在、VIC州は米作産地では無くなって大半はNSW州になっているとのことです。

やむなく、博物館へと行きました。近いのだけれど、久し振りに町中を歩くと遠い。

 新築された博物館だから建物やデコレーションは美々しく飾られてはいるが、現実には分野を広く取りすぎてとりとめもありません。
あっちの分野も中途半端、こっちの分野も中途半端と言った感じを受けました。

化石展示も数少なく、地球草創ゴンドワナ時代からの陸地である以上、それなりの物はある筈と期待に胸を膨らませて入ったわたくしでしたが、展示されている物は数少ない。

 博物館内のショップも本屋と土産物屋さんと言った感じだったし、売ってる物と言えばアボリジニーのショップに近い。
わたくしの興味とする化石も専門書も見あたらず、買う物も無いので足早にショップを一周して、頼まれた用事だけを済ませて博物館を後にしました。

 元々、メルボルンと言うか、街に興味の無いわたくしなのでメルボルンの町中での滞在を断念し、北のオルバリーへ行き、米作産地の視察に目的を変更しました。

 本来メルボルンで宿営するならばフィリップ島へ行き、ペンギンさんとも会おう、レースコースへも行こう、モーニントン半島で世界最大の迷路も行こうと色々考えてはいましたが、朝一番の図書館での対応で一挙に気持ちが薄れ、メルボルンなんかいつでも来られると、車を北向きキャンベラ方向へと走らせました。

 300km少々を走行してNSW州の入り口オルバリーへ到着し宿をとった。


米作地帯からキャンベラ
 AM8:30オルバリーのモーテルを出立し、一路西北方向にロックハートを目指して走り出しました。道を一本間違えて国道41号線を北上しました。
 最初の町カルクレームで方向を西向きに変えます。道路は隆起山脈の中の平原地帯を走り景色も良い。未使用の土地が多く勿体ない。敷地数10エーカーから数100エーカーで門塀を持った家が並ぶ。結構裕福な農村地帯みたいでした。

 三叉路の真ん中にトラックを停めていたおじさんがいたので車を寄せて聞いてみました。
この周辺はウイートじゃ無くてオーツだそうどす。何しろ米も小麦も大麦もオーツ麦も見分けられない無知なわたくし。
 この周辺は高地なのでイリゲーション農業には不向きな土地だとの話しでした。

そのおじさんは新しく土地を買い増ししたので銀行の支店長を待っているとのこと。
購入すると言う広さを聞くと3000エーカー!372万坪だ。聞くんじゃ無かった、広すぎて想像できません。

 ところで、そのおじさんが話しの最中に銀行に提出する資料などを見せてくれました。
なんと人工衛星で調べた、各農場の作量だとか雨量、生育情報などがPCで打ち出した地図上に色分けされている。
 まぁ、こんな事までこの地ではやっているのかと、初めてみる資料を凝視するわたくし。さすが農業国!

 この一週間、家族で刈り取るオーツの面積がなんと5000エーカーとの事。こっちの人間も働く時は働くものだと感心しました。

 米作はもう田植えは終わり、水の中から10〜20cm出ている頃だろうと言います。

 この道を西へ60km程走った所ではイリゲーション農場があると教えてくれました。
よし寄り道じゃと方向転換。

 ウラナと言う町に着きました。シャイアーカウンシルへ行って農場を聞きました。
 この町では小さな米農場しか無い、オークランドシャイアーへ行ったらよいと言うので又走り出しました。

 ベリガンと言う町に着きました。結構大きな町です。
 人工の水路がある!
水路と言っても幅30m〜40m程で両脇に堤防を連ね、途中途中に水門が設けられている。
この堤防のどこかが1903年に入植した愛媛県出身の貴族院議員新須賀穣が作ったものだろうなと考えながら写真を撮り、車を走らせました。

 田ンボじゃ〜〜!

それぞれを5万坪程に区切った田の廻りには約10m程の幅を持ったあぜ道が作られている。
 まるっきり日本の田園風景を大きくしたものです。

 青々と米が緑の絨毯を敷き詰めた様相をなしています。
田んぼの規模が少々100倍ほど大きいのが違うだけで、全く日本の田園風景です。やはり気分的に落ち着く。

 マリー川にそったコブラムと言う町を目指し、そのまま川沿いにコロワヘ向かう事にした。

 一枚の田が100エーカー(約12万坪)程の大きさのが3枚連なって、それぞれを5m程の高さの樹木で囲い塀代わりに植林している田があった。これはすごい規模です。
ずいぶんと金をかけた田んぼだなと考えながら、オルバリーまで帰着しました。合計375kmの寄り道でした。

 以後、一路キャンベラへ向けて車を走らせました。

 途中ホルブルックと言う町で、国道沿いに原寸大の潜水艦模型が展示されています。
 何で?こんな山の中に潜水艦があるのだろうと、説明盤に近づき読むと、1914年頃に潜水艦の乗り組み員がこの地に来てホツブルックと言う名を付けたそうです。銅像まで建っていました。

 キャンベラまでは約400km。
途中どこかで宿泊しようとしたが、いつの間にかキャンベラの町中へと入っていました。

 モーテルもホテルも満室で空きがない!困った、で、いっそのことシドニーまで行ってしまおうかと考え、車を夜中にも関わらず進める事にした。

 フェデラルHWYに入ってレイク・ジョージまで来た所で西オーストラリア博物館からの頼まれものが有った事を思い出してUターン。
展望台のパーキングで、夜を明かし、早朝再度キャンベラ入り。
新築なった博物館へと行きました。

キャンベラ〜ハンターバレー
 ここまでアボリジニーに気を使って作る必要がどこに有るのだろうと思うほどの博物館だった。
 メモ用紙とカメラを持って入館したのだけれど一字を書くことも無く、一枚の写真を撮ることもなく一巡して用事だけを済ませて帰った。

 オーストラリアでただ一つの国立大学ANUへも立ち寄り用事を済ませてキャンベラを出たのが12時。
シドニーへは何度も行ってる町だからキャンベルタウンから左折してペンリッスへ、更に左折して24時間耐久レースのあるバサーストへと向かいました。

 ペンリッスからの道はくねくねと曲がりくねった箱根街道の様な感じです。何度も走っている町だけれど、今回はゆっくりと景色を愛でながらだから楽しい。

 このブルーマウンテンの町は海抜約1000mですが人口も多く、その高さを感じさせない楽しさがあります。
道路拡張工事が至るところでなされており、その都度横道にそれなくてはならず走行は遅々。
鉄道の線路が平行していて、箱根鉄道を思わせる。

 マウントビクトリアからは8m進んで1m下がると言う下り勾配になる。
クレスタは横滑りするので結構、怖い。
 バサーストの手前で新しく出来たガソリンスタンドにモーテルが併設されていたので宿をとった。

 翌早朝、レーシング場へと入った。
乗ってる車がノーマル車なので怖いけれど、試しだとコースを走行しました。

 普通なら下りの直線コースは240km/hではしり抜けるのだが、この車だから150km/h。
それでもコーナーの所では大きく横滑りして壁に当たりそうになった。
 もう一周するとシドニーで又板金屋さんのお世話をかける事になりそうだと考え引き上げることにしました。

バサーストのレースコース。
走行結果写真は左コラム写真でお楽しみください。

 毎回走り抜けるだけでブルーマウンテンの観光はしたことが無かったので、時も充分有ると寄り道をしました。
乾期でもあるので滝の水量も少なく迫力には欠けましたが、緑で包まれた渓谷は感動ものです!

 この緑を無くしたら、そっくり同じ様な景色が西オーストラリア州北部にあるなと考えながら、身体を使う事をしてなかったので、少し散策をしました。
 それにしても日本人の観光客の多さ、筆舌に尽くせない。修学旅行で来ていると言う団体もいた。リッチだねぇ。


 シドニーは度々訪れているので今回はパスしてペンリッスの町から69号線を北上し、シングルトンの町を目指すことにしました。
いよいよハンターバレーです。

 ゆとりを持った旅っていいものです。自然の緑に包まれて心が休まります。
 心は休んでいるのですが、わたくしの目は道路両サイドに現れる地層を75%、前方20%、後方5%の割合で眺めながらの運転です。
もう完全な余所見運転状態。まぁ対向車が無いに等しい状態だったからできるようなものです。

「おっ、」

 シングルトンの手前50km程の所で壁面地層に足跡らしきものを発見。500メートルほど先で路上駐車。
ずっと続く地層に目を配りながら、カニの横歩き・・・

右側に縦に割れた隆起地層を眺めていたとき、長さ48cmの3本指の足跡を発見した。

地層自体削られて1個所しか無いので判定のしようが無いが、中指が長く、指先が食い込んでいる形状だ。大きさから考えるとティラノサウルスかな。
もっとある筈と更にカニ歩き・・

何か臭い・・動物の匂い

ふと足元を見ると1メートルほどの所に4脚を上に向けたままのコアラの死体があります。
ビックリです。

何しろ腐敗がすすんで、コアラの形状は見られますがハエの塊りです。

 瞬時に化石探索も忘れて車まで逃げ帰り、以後一路ハンターバレーへ向けてひたすら走り続けました。

 シングルトンの町に入って、世界一の日時計を見に行きました。でもそんなに感動するものではありませんでした。
夕刻も迫って来たので国道15号線添いのモーテルに泊まりました。
 明日はハンターバレーで飲酒運転です!

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