ゴールドコースト Today

go州記!!
　　　　　　　　　オーストラリア一周旅行記

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ケアンズ編�B

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ケアンズでのワイナリーに行った。２００３年９月２日

　ケアンズでの最後の滞在日です。今までで一番ましな天気、所々青空が覗いています。
　ワイナリーへの道を探して走り出すと、昨日来たキュランダへの道標が有ります。なんと今走っている道が国道一号線でケアンズからダーウィンへの道の始まりです。数キロメートルの寄り道だからとコーヒーを飲みにキュランダまで走りました。
　
　マリーバ(Mareeba)と言う町へ入る手前に一軒のワイナリーが有ったので入ってみました。
　国道から４キロメートルと表示されていたが、１キロメートル程で川にかかる潜水橋を渡った所から総てがフルーツ畑でした。

フルーツワイナリーのマンゴ農園

こんな赤道直下の町でワインがどうやったら出来るのだろうと不思議でしたが、行ってみて判りました。総てフルーツワインだったのです。
　別にわたくしはワイン通でも何でも無いのですが、口に合う物はやっぱり良ろしい。しかしこの甘い飲み物はわたくしには合わない。ワインと言う名を付けるならそれなりの渋さ、舌を指す心地よさ等々が欲しい。

　でもせっかく来たのだからと、経営者に話しを聞きました。
　３年前のアジア通貨下落までは台湾へとマンゴを輸出していたが、送り出す船毎に収入が目に見えて減ってくる。このままだと原価よりも生活すら出来なくなる気がしてワインとして作ってみたと言います。
　元々ビール会社に勤めていたから醸造はお手の物だったそうで、何とかマンゴだけで輸出するよりかは安定して、少しは収入も増えたとの話でした。

　実際、オーストラリアは有り余る資源の上にあぐらをかいて加工産業へは目を向けなかったから、戦後のＧＮＰ一位から下落の一途をたどるばかり、彼の様に加工産業へと目を向けたのは素晴らしい事です。頑張れ！

　ちなみに既に競争相手が１０軒程に増えたそうです。
　競争社会になる程おいしい商売になっているのだろう。
　
　ところで、ぶどうを使用しているのでは無いのでワインと謳って良いのかと聞きました。そう言う人もいるだろうと今では、トロピカルフルーツワインと長ったらしい名を付けて逃げを打っているとの事でした。なるほど、納得。

　１万本植えているマンゴがメインで、その他数種類のフルーツで数種類のワインを製造していました。
　一応総ての種類を試飲して、話しを聞かせて貰った義理で２種類を購入しましたが、パースへ到着するまで飲む気にならなかった。まぁ飲酒初心者向けですなぁ。

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　今来た道をまた戻ると言うのも嫌だから少し遠回りにはなりますが、ケアンズの西から南までぐるーっと一周する様に走ってみました。いわゆるアサートンテーブルランドを一周するコースです。
　
　マリーバ(Mareeba)と言う町で、新築の公営インフォメーションセンターが有ったので、パンフレットを貰って見所を聞きました。
　２００キロメートル程南西に走ればアンダラクレーターというのが有ると聞いた。隕石の跡です、行きた〜い。でも２００キロメートルは今からの時間ではきつい。まして４ＷＤじゃ無いし。明日からの道程の中で考えよう。
　ケアンズまでのイニスフェイル経由での帰路にコーヒーワークスと言う名前の工場が有ると教えてくれました。

　アサートン(Atherton)の町に着きました。ケアンズの衛星都市かな？それなりの規模の町でした。その町はずれに小さな工場地帯があり、一角にコーヒーワークスと書かれた工場が見つかりました。

コーヒーワークスの入り口

　未舗装の駐車場へと車を入れ、降りたとたんに香ばしい香りです。ケアンズ近辺で採れるコーヒー豆を焙煎している工場です。　
　５ドル払えば何杯でも試飲出来ると聞いたのでまずそれから。８種類ほど飲んで、ケーキを食べたりしたら遅い昼食がわりになりました。
　
　以後、コーヒー農園を両サイドに見ての帰路、ケアンズに入るまで雨は一滴も降らなくて気温も適度で快適な一日が過ごせました。
　ケアンズへと到着した時は既に真っ暗。夕食をカジノのレストランで摂ったが、あとが悪い。ついつい１１時頃まで遊んで、いや遊ばれてしまった。
　以後の旅行道程でカジノが有るのはダーウィン、パース、アデレードにメルボルン、、、、駄目です。
　この内どこかの町で車を売って、飛行機で旅を締めくくらなくてはいけなくなりそうです。
自制しなくては、、、。

　翌早朝７時、荷物を積み込みケアンズをあとにして一路、元来た国道１号線を南下し、タウンズビルを右折して一路ダーウィンへと向けて車を走らせました。
　なぜタウンズビルを避けたのでしょう？
ふふふ、、、、単純！カジノが有るからです。

ケアンズからダーウィン編へと続く

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