恐竜探索記
2004年4月22日 At Richmond QLD
場所: クイーンズランド州リッチモンドの化石採取現場2号地
発見物: カーノサウルス系の恐竜歯?
地層: 白亜紀前期 GallicEpochのBarremianAge、約1億1000万年前
形態: 長径10mm、短径8mmの楕円形で長さは54mm。
断面の色は青紫で中心から無数の放射線状に極細の白線がある。
先端は丸く、砲弾型。末端8mm程度から次第に白色になり扁平。
判定:
一億1000万年前、その当時はエロマンガ海の底40mにあった発掘場所。そんなところでのカーノサウルス系恐竜歯の発掘などあり得るはずは無い。
しかし発掘した。これで歴史と地層史を変えることが出来ると考えた。
フフフ、、、うわははは、、
これだと連想したのだが、後で見てみるとかなり違っていた。
町立博物館でカプチーノを飲みながらパラエントロジストと話しをしたら、形状を聞いたとたん
「カーノサウルス系の恐竜歯に似ているけれどそれはBelemnitesベレムナイトだよ」と一言でかたづけられてしまった。
しかも博物館へ寄付しろとも言わない。
幾らでもあるよと言う意味か!ガックリ。
でもまぁ、1億1000万年前のイカを釣ったのだから良かったじゃぁないかと慰められた。