ゴールドコースト Today

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　 経営者団体、州財政赤字に対応さまざま　QLD州
2月26日 (AAP)

　地下資源需要激減と価格低下に

　2月20日、QLD州政府は、2008年度の財政収支が赤字になると予測を発表した。

　 　政府発表によれば、世界的な金融危機が引き金となって税収減が響いており、15億7,300万ドルの赤字になるとしている。

　 　政府は、2008年6月の予算発表時には8億900万ドルの黒字と予測していたが、12月の中間経済報告では5,400万ドルの黒字と下方修正していた。

　州議会野党自由国民党のティム・ニコルス影の財務相は、
　「州財政は11年間続いた労働党政権の経済運営失敗で『だいなし』にされたのであって、世界的経済危機にすり替えることはできない」と批判した。
　さらに同議員は、
　「政府が借入を増やせば、QLD州のAAA格付けが危うくなる。労働党の失敗で、財政収支がわずか9か月の間に22億4,000万ドルも落ちた」とも述べた。

　 　州経営者団体コマース・クイーンズランドのスポークマン、ニック・ベーレンズ氏は、
　「財政の余りにも急激で余りにも大幅な変化には驚く。増税が気がかりだ。増税すれば雇用成長が妨げられ、雇用維持も難しくなる」と語っている。

　しかし、労働党寄りの経営者団体、オーストラリア産業グループ(Ai Group)のクリス・ロッドウェル州部長は、
　「世界的な金融危機の時代に財政赤字は予想できること。状況は厳しいし、もっと厳しくなることも考えられる。そのような状況では、産業としては、財政赤字が唯一の対策として支持しなければならない」と対応し、野党や他の経済団体とやや異なった反応をしている。

(２月２６日AAP)

注；
オーストラリアの財政年度は７月１日から６月３０日まで。

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