ゴールドコースト Today

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　 技能移民プログラムの指定職種を削減
3月16日(AAP)

　3月16日、連邦政府のクリス・エバンス移民相は、技能移民プログラムの指定職種を削減していくと発表した。

　 　まず、建築建設部門の活動が鈍り、それに伴って技能職の需要も低下しているばかりか、整理解雇も起きている。
　そのため煉瓦積み、配管工、溶接工、大工、金属組立工などが削除される。

　 　しかし、保健医療部門、エンジニア、IT専門職は依然として人手不足であり、リストに残る。

　 　さらに、今年度は、技能移民プログラムの受入数を約2万人削減し、115,000人とする。
　しかし事業者が必要とする技能が国内でまかなえないことを証明できれば、個人的に、または457ビザ制度で技能移民をスポンサーすることができる。

　エバンス移民相は、 　「必須技能リストは常時チェックし、国内労働力でまかなえる技能をリストから削除していく。事業者や業界では、オーストラリアはまだまだ技能移民プログラムの継続が必要という意見が強いが、プログラムをさらに検討し、移民が国内労働力と競合することがないようにしなければいけない」と語った。

　Master Builders Association(MBA：建築業協会)では、
　「建築建設部門では失業者が増えており、今後1年で5万人が失業する見込みだ。リストの技能職種削減は当然だ」と語っている。

　 　オーストラリア商工会議所(ACCI)のピーター・アンダーソン会頭は、
　「経済低迷でも技能職不足は起きる。経済の上下にあわせて移民政策をむやみに変えることは経済に混乱をもたらすばかりだ。労働市場の自然な動きにまかせるべきだ」と反論している。

3月16日(AAP)

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