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ゴールドコースト Today

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チャーターズタワーズの古写真

金採掘博物館

金色が現在の採掘場所

go州記!!
　　　　　　　　オーストラリア一周旅行記

ケアンズからチャーターズタワーズ編

　今日からはケアンズを離れ、タウンズビルまで南下し、以後西向きに走行を開始してマウントアイサを目指す事としました。
とりあえず本日の宿泊予定地のチャーターズタワーズまで駒を進める事としよう。

　ご存知の様にこのチャーターズタワーズという街は豪州の始まりと同時期に金の採掘が始められた所です。
少しぐらいは今でもどこかにおこぼれが残っているかも知れないから、小川のせせらぎなどを丹念に観察してこよう。

チャーターズタワーズに夕刻４時に着きました。
　早速インフォメーションセンターの看板に沿って飛び込みました。

　　オーストラリアでは役所の経営するインフォメーションセンターが至る所に有るので非常に便利です。ケアンズでも宿探しはここに頼みました。
　ここでも勿論、宿探しを頼んで街の歴史のあらましを聞きました。

インフォメーションセンター　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　郵便局

　百数十年前には９万人もいた人口が今では１万２０００人まで減少していると聞きました。
　１００年前は新聞社が５社も有ったが、今では水、金に発行するのが一紙有るだけだそうです。
　しかし現在でも４５０人が金採掘に従事しているとの事です。

　６０年も前に１２００パウンドもした住宅が今では７万ドルにしかならないと言う。
もっとも６０年前の１２００パウンドが今で言うどれほどの価値が有ったのかを解しないわたくしにはピンと来ない。
それにしても住宅は安い。
ここにはゴールドコーストの様な不動産バブルは押し寄せて来なかった様です。

　街を歩くとその隆盛だった頃の建物が至る所に名残として目に飛び込んできます。

　わたくしはやはりモンゴル系の末裔なのだろう、海沿いの地よりこの様な山岳地に大いなる興味をそそられる。
特にこの地は金鉱脈の発掘で栄えた町で、その隆盛と現在のシチュエーションの乖離差に多大なる興味を持ちました。

　話していると尽きないので、インフォメーションセンターのおばさんを振りきって紹介された宿へと車を走らせました。

　こじんまりとした古いモーテルでしたが、結構隅々まで手が行き届いていました。

　翌朝、朝食をモーテルの前庭の木陰のベンチで摂りながら日記を書きました。
　古くて大きな樹の下でさわやかなブリーズを受け軽やかにペンは走る。

　一口に大きな樹と書いたが綺麗に刈り込まれた枝の下の木陰は、ざっと見回しても３００坪ほども有ろうか。何しろ大木です。

　オーストラリア大陸の内陸部に入れば昼間は暑くてどうしようも無いが、夜間は逆に寒くてどうしようも無いと聞いていたのに、今日のこの気候はどうです。
　素晴らしく快適な所です。

　９時に開くと言われた、当地では一番古いビーナスバッテリーを見学に行きました。

１８７２年７月１６日に開業したこのバッテリー（金精錬所）は、翌年９月までに４号機まで拡大したほどの需要が有ったそうで１９７３年３月に閉鎖されるまでの１００年間を稼働したそうです。

　２００３年１月に所有権が市役所に寄贈された以後、市は６０万ドルをかけて観光名所とし６月からオープンしたそうです。
　３ヶ月目にして初めての日本人を迎えたと案内人の女性が言った。

でも実はわたくし、、、
オーストラリア人なんだけれど、、、まぁよろし。

ビーナス精錬所の古絵図

　１２時近くまでマンツーマンで付きっきりで説明を受け入場料１１ドルは安かった。

　おばさんは昔日の思い出ばかりを話してくれて、現在も４５０人が採掘業務に従事しているので、この金の掘り出しが再度チャーターズタワーズを復活させてくれるのじゃ無いかと希望を述べていた。
　でもおばさんじゃ無く若いかわいいお姉さんだったらもっと良かったのに・・・
写真も１００枚程撮影しました。実に楽しかった。

　昼食を町中で摂り、古い町並みや家並みを散策しました。
　昔の古い、しかもお金をふんだんにかけた家と言う物は現代には無い良い味わいを感じさせる。